学ぶ気持ちが制限されない
奨学金があるという自由度に感謝
Q 大学ではどんな生活を送っていますか?
京都大学理学部で、数学を中心に物理学や言語学など幅広く学んでいます。とりたい講義をできる限りとったところ、ほぼ毎日4限か5限までコマを埋める形になってしまって、目下、自習時間の確保が一番の課題ですね。一人暮らしをしているので、家事のオペレーションに左右されるのも悩みで、週末に作り置きをして平日はなるべく家事をしなくて済むようにしているのですが、作り置きができなかった週は本当に大変です。ただ忙しくはあるのですが、ここで学べることが本当に楽しいです。数学の面白さは、自分で理論を作り出していける側面が強いことだと思っていて、自分で一から世界を作っているような感じが好きなんです。そんな数学や理学の楽しさを一般の方へ広めるための活動にも学生スタッフとして参加しています。サイエンスショーや展示を通して、子どもたちに理学の面白さを伝えられたらと思っています。
Q 奨学金について考え出したきっかけは?
高校3年生の頃に、母から薦められて考え始めました。もともと高校の頃から数学に関して研究を進めていて論文を応募するなどしていたので、そういった学業の成果を評価してもらえるのではないか、と考えました。また、弟たちがいるので、少しでも家計を楽にしたいという思いもありました。調べてみると、いろいろな奨学金制度があって驚きました。給付型か貸与型か、受給期間、奨学生となってからの条件など財団によって様々でした。Tomorrow HOPE奨学金は、金額も充実していて給付型であることが、応募の決め手でした。また、「夢があったら応援する」というスタンスがとても寛大で、令和の時代っぽい奨学金プログラムだなと感じたのを覚えています。奨学生になって改めて、学生の自主性に任せているところが自分に合っていたんだなと思いました。奨学金のおかげで一人暮らしもできていますし、勉強をしていく中でも自由度が担保されていると思っています。例えば、1つ講義をとるとなったら、専門書や参考書などで1冊あたり三千円はかかります。10コマとると、約三万円と結構な出費になってしまうけれども、奨学金があるおかげで、制限することなく学べるのでとても助かっています。
Q 将来の夢について教えてください
大学卒業後は、大学院へ進学して、数学を専門とした研究職につけたらいいなと考えています。研究職への道はいろいろと険しくもあるのですが、高校の頃から取り組んでいた数学の研究の続きができればいいなと思っています。
